チャンピックスを保険適用で購入するには、いくつかの条件があります。中でも特に重要な条件が、ニコチン依存症認定と、ブリンクマン指数です。また、一度保険適用の条件をクリアしていても、保険が適用されない場合があります。
チャンピックスに健康保険が適用される条件
チャンピックスを保険適用で購入するには、条件があります。
チャンピックスは、主に禁煙外来で処方されます。禁煙外来とは、ニコチン依存症管理料の施設基準の届け出を出している外来のことです。禁断症状に悩んでいる人が受診します。医師が診断した上で、医師と協力しながら禁煙に取り組んでいくことができるのです。
しかし、チャンピックスを保険適用で購入するには、いくつかの条件をクリアする必要があります。
チャンピックスで保険適用されるには、以下の条件をクリアしている必要があります。
【保険適用の条件】
- ニコチン依存症テストでニコチン依存症認定を受けている
- ブリンクマン指数で200以上ある
- 禁煙を直ちに始めるという意思がある
- 禁煙治療に関して文書で同意がある
これらの条件をクリアして初めて、保険を使った禁煙治療が可能となります。これらの要件がいずれか一つ欠けると、保険で治療ができません。
ニコチン依存症のテストは、ネットなどでも掲載されています。受診をする前に試してみるという事も可能です。
喫煙歴が長かったり依存が強かったりする人は、自分の意志だけでは禁煙することが難しいです。チャンピックスを利用してみてはいかがでしょうか?
ブリンクマン指数とニチコン依存症の判定テスト
チャンピックスは、禁煙外来で処方されます。しかし、保険が適用されるためには、上述した条件をクリアする必要があるのです。
ここでは、ニコチン依存症テストとブリンクマン指数について解説致します。
まず、ブリンクマン指数は、1日の喫煙本数×喫煙年数の数です。これが200を超えている必要があります。
さらにニコチン依存症の判定テスト(スクリーングテスト)を受けて、ニコチン依存症であると判定されている必要があります。
ニコチン依存症の判定テストは問診票で、5点以上あるとニコチン依存症と判断できます。タバコをしばらく吸っている人の場合は大抵クリアしている条件です。
これらの条件をクリアしていればチャンピックスは保険適用されます。しかし、もしどれか1つでも当てはまらない場合には、自費治療となってしまうのです。自費の場合、医療費は高額です。自費治療では経済的な負担が大きすぎて治療を継続できない可能性があります。
その場合は、チャンピックスの通販などを利用して、個人輸入で購入すると良いでしょう。
チャンピックスの力を頼ることこそが禁煙に最も近い道です。ニコチン離脱症状のストレスの負担も少なく治療ができます。
禁煙治療に失敗すると一定期間は保険が適用されない
上記の条件を満たしていたとしても、保険が適応されないケースも有ります。それは、一度禁煙に失敗してしまった場合と、12週目以降に治療が延長してしまった場合です。
その場合、保険再算定が行われます。この期間が約9か月なのです。その期間内の場合は、保険が適用されません。すなわち、1年経過していないのに、再受診すると、保険は適用されなくなってしまいます。
禁煙治療に失敗しまった方の多くは、最後まで通えずに途中で断念してしまいます。薬を飲み忘れたり、副作用が強くてやめてしまう事もあるからです。また、条件を満たしていたとしても、再受診の際は、1年経過していないと、保険を使った禁煙治療は受けられません。そして、意志の確認やテストなども受け直す事になります。
また、チャンピックスの治療期間は原則12週間です。24週間まで治療は継続できますが、12週目以降の治療では、保険が適用されません。12週を超える場合も、自費で診察を受けることになるのです。